Jan 09, 2010
会員制リゾート、家族を楽しもう
今話題の会員制リゾートをご存知ですか?会員制リゾートというと非常に高いイメージがあるが、会社によっていろいろあるようです。レンタル別荘よりも高級感のあるイメージです。も家族の楽しい時間のちょうどいい、くらいの会員制リゾートもあります。高いイメージで敬遠しているが、損害のかもしれません。家族で楽しめるかどうか確認するだけでもしてみてはいかがでしょうか。海外旅行保険は海外で病院にかかった時の費用を後で保険会社に請求する費用の支払いとなるシステムが一般的でした。最近では海外の大都市では、現金が必要な病院にかかることできるように便利になりました。つまり、自分で海外旅行保険会社に請求をする必要がなく、代わりに、病院が直接保険会社に請求することです。
昨年5月の発売以降、企業での利用が急速に進んでいる「iPad」。興味深いのは、導入企業それぞれに独自の工夫とアイデアでiPadを活用しようという姿勢が見られることだ。旧明治製菓の薬品事業を承継し今春誕生したMeiji Seika ファルマでは、独自の動画コンテンツとiPadを組み合わせた情報提供活動を他社に先駆けて展開してきた。同社の取り組みの狙いと経緯を紹介する。
約770名のMRほぼ全員がiPadを活用、
効果的な情報提供活動を展開
明治製菓と明治乳業の経営統合、グループ再編にともない、明治グループの薬品事業会社として今年(2011年)4月に誕生したMeiji Seika ファルマ。同社は今春より、全国76営業拠点のMR(医薬情報担当者)約770名のほぼ全員に「iPad」を配布し、医師や薬剤師に対する新たなかたちの情報提供活動を本格化させている。
Meiji Seika ファルマがiPadを通じて提供するのは、複雑な薬理作用や最新の医学情報をまとめた専門的な動画コンテンツだ。こうしたコンテンツは本社が独自に制作し、MRがiPadにダウンロードして、訪問先の病院などで再生される。多忙で訪問のチャンスが得にくい医師や薬剤師と面談しながら、iPadの画面で動画を見せることで、重要な情報を短時間で伝えられることが大きな特徴だ。
同社の医薬営業戦略部で推進グループ長を務める吉田優氏は、動画コンテンツとiPadを組み合わせた情報提供を開始した意図について、こう話す。
「例えば、医薬品の作用機序(薬剤が人体に作用するメカニズム)など、紙の資料ではなかなか伝えづらい複雑な情報も、動画ならば数分間で的確かつ効果的に伝えることができる。また、iPadは画面が大きく、発色もよいので、病理組織の画像なども鮮明に再生できる。起動が速く、バッテリでの稼働時間も長い。MRの情報提供ツールとして、動画コンテンツとiPadの組み合わせは最適だと言える」
実際に、動画コンテンツを使ったiPadによる情報提供は、医師や薬剤師から高い評価を受けており、提供した情報に対するフィードバックもかつてないほど寄せられている。また、MRに対する社内調査でも「動画によってインパクトを与えられる」「医師との面談機会が増え、面談時間も延びた」といった意見が多数を占めた。導入開始から1年も経たないうちに、動画コンテンツとiPadは、同社にとって欠かすことのできない情報提供ツールになったのだ。
端末の検討段階では
携帯ゲーム機まで候補に
Meiji Seika ファルマが動画コンテンツを利用した情報提供に取り組み始めたのは、2009年6月のことだった。紙の資料と電子媒体を組み合わせた情報提供のあり方を検討するなかで、動画が持つ訴求力や説得力に着目したのである。
MRが持ち歩いて動画を再生する端末として、検討当初はネットブックやソニーの携帯ゲーム機「PSP」、Appleの「iPod touch」なども候補に挙がったという。だが、画面サイズや動画の再生性能などから、最終的にはごく一般的なノートPCに落ち着いた。
しかしながら、実際にノートPCを利用していくうちに、起動時間やバッテリ稼働時間が業務に支障を及ぼすこともわかってきた。動画による情報提供そのものは確実な手応えがあったが、PCが起動するまでに何分もかかったり、一日の業務の途中でバッテリが切れてしまって十分な説明ができなかったりしたのだ。
2010年5月に国内販売が開始されたiPadは、同社が抱えていたそうした課題を解決できる端末だった。すぐに実機を入手して検証を重ね、2010年8月から具体的な導入の検討を開始した。
実際に数台を試験導入してみると、起動時間や稼働時間といった課題をクリアできることに加え、直感的な操作性で社内教育がほとんど必要ないこと、 3G回線やWi-Fiを使ってデータの同期が容易であることなどが確認できた。そこで、50台を導入するパイロット・スタディー第1弾を2010年11月に、150台を導入する第2弾を2011年1月に実施と、段階的に台数を増やしていった。
動画コンテンツをiPadに配信するシステムには、インフォテリアのコンテンツ作成/配信/閲覧サービス「Handbook」を採用した。 Handbookを利用すると、PCやMacを介することなく、iPad単体で直接サーバからコンテンツを取得できる。また、病院内では電波利用が制限されるためiPadはオフラインにしなければならないという事情も、コンテンツをダウンロードしてオフライン再生することができるHandbookを採用する決め手となった。
動画コンテンツの制作を担当する医薬営業戦略部推進グループの亀本翠氏は、「従来は、DVDなどで作成した動画をPCにコピーして利用するなどデータの配信に手間がかかっていたが、ネットワーク経由で常に最新データと同期できるiPadとHandbookのシステムで、そうした手間を大幅に省力化することができた」と明かす。
“メリハリの効いたルール”が
情報セキュリティと利便性を両立
もっとも、新しい取り組みはメリットばかりを生むわけではない。吉田氏が懸念したのは、運用ポリシーをどう定め、セキュリティを確保していくかという点だ。
iPadは、ネットワークへの接続が容易であり、個人の裁量でアプリやドキュメント・データを自由に取り込むことができる。また、PC/Macとのデータ同期の仕組みがあるため、それらに接続すればデータが半自動的にコピーされてしまう。例えばMRが、社内的な許可を受けていない個人作成の資料を情報提供活動に使ってしまったり、iPadのカレンダーや連絡先に書き込んだ個人情報がPCにコピーされ、そこから外部へ流出してしまったりするリスクがあるのだ。
そこでMeiji Seika ファルマでは、自社のセキュリティ・ポリシーや情報管理規程に照らして運用ポリシーを定め、iPadをPC/Macとは同期させないこと、「Dropbox」などのファイル同期アプリもインストールしないこと、Web閲覧する場合は常識的な範囲のコンテンツにとどめることなどを研修時に徹底した。同時に、紙の資料についても、できる限りデジタル・データ化してサーバ上から配信するかたちにした。
吉田氏は、こうしたかたちで運用することの狙いについて、次のように話す。
「まず、端末の利便性を損なったり、MRの自主性をそいだりはしたくないと考えた。さらに、実際に端末を使用するMRの側から、新しい活用方法をどんどん提案してもらいたいという思いもある」
ポリシーを守れば、自由にアプリをインストールしてよいというルールのため、各MRは学術文献検索からスケジュール管理、交通案内まで、さまざまなアプリをインストールして活用しているという。
厳しいルールを一律に課してしまうと、せっかくのツールも業務効率を落とすものになりかねない。また、ふだんから積極的に活用していかないと、医師や薬剤師からのフィードバックや、MR自身による新しいアイデアも得られにくくなる。セキュリティを厳重に確保すべき部分と、ユーザーが自由に活用すべき部分を分けて、メリハリの効いたルールで運用することで、iPad活用の幅をさらに広げようとしているわけだ。
業務部門を中心とした
プロジェクト推進
Meiji Seika ファルマの取り組みで興味深いのは、MRの現場に近い業務部門がITプロジェクトを推進できる体制になっていることだ。 実際、今回のiPad導入でも、吉田氏が所属する医薬営業戦略部が中心となってプロジェクトが企画され、効果検証後、1年を待たずして実運用に至っている。
iPadに代表されるような新しいデバイスやテクノロジーは、“その場の勢い”で導入され、後になって混乱を招く原因になりかねないものでもある。そんな中、Meiji Seika ファルマは、セキュリティなどの課題を踏まえつつ、事業戦略の方向性を見据え、新しいステップへとうまく移行できた好事例と言えるだろう。
(齋藤公二/タマク)
【関連記事】
MRの医薬情報提供にiPad+動画コンテンツを活用するMeiji Seika ファルマ
iPhone 4の大規模導入で、MRの生産性を大幅に向上させたファイザーの「モバイル活用哲学」
デスクトップ仮想化、自社導入で見えてきたこと(第1回)
シダックスグループ、3,200拠点、4,000ユーザーの情報共有をSaaSで実践
第1回 スマートフォンとタブレット端末の共存を考える
WriteBacks
writeback message: Ready to post a comment.